まだ初心者ですが、Railsで簡単なアプリケーションを作れるくらいのレベルにはなったので、
多分初学者がつまづきやすい(というか忘れがちな)
「アプリケーションを作るときの最初の第一歩」をまとめておこうと思います。
※RubyやRailsの開発環境が整っていることを前提に進めていきます
rails new でアプリケーションの生成
まずとりあえず、アプリケーションの大枠を作る必要があります。
ターミナルで以下のコマンドを実行します
$ rails (’バージョン’) new アプリケーション名 (オプション)
バージョンの指定は必須ではないですが、gemの管理とかを考えると指定した方が望ましいかも。
オプションも必須ではありません。使用するデータベースを指定したい場合等はここに記述します。
例えばmysqlを使用したい場合、
$ rails ’5.2.2.0’ new new-app -d mysql
というようなコマンドを打ちます。
(バージョンとアプリ名は任意)
不要ファイルの生成を防ぐ
これは必須ではないですが、やっておくと便利。
このあと行うコントローラーの生成の時、何も指定しないとcoffeeとかjavascriptとかのファイルも
自動的に作ってくれてしまうのがrailsですが、使用しない場合これらは不要です。
できてしまったものをいちいち削除していたら大変なので、
コントローラーの生成時に自動的にこれらの不要ファイルが作られないよう、
config/apprlcation.rb を以下のように編集しておきます
作って欲しくないファイルを「false」にしておけば良いです。
コントローラーの生成
不要ファイルが一緒に出来上がらないよう指定できたので、コントローラーを作ります。
コントローラー名は作りたいアプリケーションによりますが、たとえばブログだったらarticlesとか
ツイッターだったらtweetsとか、レビューサイトだったらreviewsとか。
一番最初のページで表示させたいものをとりあえず作ると良いです。
ターミナルで以下のコマンドを実行します
※カレントディレクトリ(今現在いるディレクトリ)が先ほど作ったnew-appになっているか必ず確認してから行う
$ rails g controller articles
※コントローラーは必ず複数形で作成しましょう
もし誤って単数系で作ってしまった場合は、
$ rails d controller articles
で削除することができます。削除できたら、もう一度rails g で正しいコントローラー名を指定しましょう
※ gはgenerate(生成する)の略、dはdelete(削除する)の略です
indexアクションを記述
次は、先ほど作ったコントローラーの中にアクションを定義します。
とりあえずはじめはindexアクションを定義しましょう
indexのビューを作成
先ほど定義したindexアクションに対応したビュー画面を作成する必要があります。
view/articlesのディレクトリに新しいファイルを作りましょう。
アクション名とビューファイルの名前は揃える必要があるので、ファイル名はindexを使用します。
index.html.erbもしくはindex.html.hamlを作成します
※拡張子はどちらでも良い。hamlで記述できる人はhamlの方が好ましいかも
とりあえず最初の挙動だけ確認したいので、Hello Worldとでも記述しておく。
ルートパスにindexを指定
ここまでできたら、きちんとアプリケーションが動くかを確認します。
ただその前に、アプリケーションのURLを入力した時に飛んでくるページ(=ルートパス)に
今作ったindexを指定する必要があります
config/routes.rbを以下のように編集します
これにより、articlesコントローラーのindexアクションを起動した結果、indexビューが表示されるという流れを実装することができます
サーバーを起動しビューが反映されているか確認
準備が整ったので、実際に動くかどうか試します。
ターミナルで以下のコマンドを打ち、サーバーの起動をします
※カレントディレクトリがnew-appになっているか確認
$ rails s
その後、ブラウザのアドレスバーにルートパスを入力し、
先ほどビューファイルに入力しておいたHello Worldが出力されていれば、成功。
ここから追加の機能やビューファイルの装飾を行っていくと良いと思います。